私は高校の授業や実習を通して「牛の変化」に気づく力がついたと感じていました。その部分をさらに磨いていきたいと思い、JETへの入社を考えました。地元の青森を離れるのは少し寂しかったのが正直な気持ちですが、飼養頭数が多い分、身につく経験値や自分の成長を感じる機会も増えると思ったのでここに決めました。
当たり前ですが、牛と人間は会話をすることができません。ですが、お腹が減ったとか、足が痛いとか、牛が私に何を伝えたいのかをわかってあげられる、そんなハーズマン(牛飼い)になっていきたいと考えています。とにかく経験を積みたい!そういった意味では、JET は私にピッタリの会社でした。
主な仕事は母体の管理です。生乳の生産は母牛の分娩からスタートするため、元気な仔牛を自然に生ませ、健康な子宮を守ることが重要です。妊娠日数、乳の張り具合、行動、出産予定日などを個体ごとに管理し、正常分娩を支えます。JETで飼育しているのは約2500頭。そのうち、常に400頭が妊娠している状態で、毎日1~2頭が出産します。
その状況は1頭1頭で異なり、絶対に同じことは起きません。日々新たな経験を積み、知識と技術が身に付く環境で仕事ができるのも、規模の大きさがあってこそ。成長スピードの速さも実感しています。
一緒に働く仲間とはフレンドリーな関係です。みんな仕事に向き合う姿勢は厳しいのですが、上司とも気軽に話せるし、分からないことは遠慮なく聞けます。年齢や勤続年数に関係なく、新人であっても、仕事環境で「いやだなぁ」と思うところがあれば意見を言えるのも魅力に感じます。みんなで働きやすい職場をつくっていこうという雰囲気があるんですね。
毎年6月には、2班に分かれ泊まりがけの社員旅行があり、スタッフ同士の関係性を深めています。働く人の満足を会社が考えてくれるのも、安定した経営基盤があるからだと思っています。
わたし、
現場で成長しました。
高校では30頭くらいを見ていましたが、2600頭ってどんな感じなんだろうと思っていました。
高校では搾乳がメインでしたが、入社してから治療や分娩などを経験し、幅広い知識が身につきました。