実家は米や野菜を作る農家。小学生の頃から農作業を手伝い、土に触れる楽しさや作物を育てる難しさ、収穫の喜びなどを実感して、食べ物を作るのって大事だな、素晴らしいなと思っていました。食料生産の仕事を選ぶのは自然な流れでしたね。中でも牛乳が好きだったので、仕事にするなら酪農が良いと考えていました。
日が昇るとともに動き出し、日が暮れるまで汗水たらして働き、その後はスッキリと休む。そんな働き方も憧れでした。学生時代に5日間実習した宗谷岬牧場はそのイメージにぴったりで、「ここで働きたい」と強く思いました。
背が高い牛が多いので、授精業務は手がかかり大変な部分もあります。必要な準備作業は率先してするようにしています。力仕事が男性社員に劣る分、自分にできることでみんなの手助けになれるよう、考えながら仕事に取り組んでいます。
圧倒的な大自然の中で働くのはもちろん大きな喜びですが、職場仲間に仕事熱心な人がすごく多くて、さらに自分の個性を存分に発揮しながら働く姿を目の当たりにして、とても刺激を受けています。私自身も人に刺激を与えられる存在になりたいなと思っています。
酪農の世界は技術革新が日進月歩で進んでいます。自分も技術を高めたいと思い、仕事でいろいろ工夫してみたり、専門雑誌を読んで知識を蓄えています。そうしたことで、いつも「何か改善できる点はないかな」と探す目線が持てるようになりました。
大規模経営であることから、授精業務でも他の仕事でもスピードを要求されることが多いので、普段行っている仕事は今まで以上に判断を早くするよう心がけています。今後新しく牛舎が増えた時に授精頭数も増やしていけるよう、知識・技術の向上に努めていきます。
わたし、
現場で成長しました。
力仕事は多いけれど、牛のペースに合わせながらのんびりと余裕があるようなイメージを持っていました。
実際はやることがたくさんあって充実しており、技術も進んでいるので、知識を高め成長できるよう努力しています。